褥瘡の重症度

 褥瘡は軟膏や創傷被覆材を使用して治る場合と、手術をして治る場合、保存的治療を行っても治癒させるのが困難な場合があります。そこで、褥瘡の状態を把握し治療経過の予測を立てるために褥瘡の重症度を作成しました。褥瘡の重症度は褥瘡の診断法の1つとして原疾患褥瘡の大きさ、褥瘡の深さ、褥瘡の数、拘縮をアセスメント項目としてこれを数量化して判定します。

スコア

点数

   進行性疾患

原疾患

   慢性・

   生活習慣病

なし

0

あり

5点

なし

0

あり

2

褥瘡の大きさ






深さ:ステージ

(最大褥瘡一つを判定)

直径あるいは長径

不定形は最大長

0から5cmまで

直径あるいは長径

不定形は最大長

5.1cmから10cm

直径あるいは長径

不定形は最大長

10.1cm以上

1・2

 0点

34

1点

1・2

2点

3.4

3点

1・2

4点

3・4

5点

褥瘡の数

1つ

0点

 

3つ

2点

 

3つ以上

4点

 

 

拘縮

なし

0点

 

上肢

2点

下肢

3点

上下肢

4点

 

 

 

合計

 

軽症

0から3点

中等症

4から10点

重症

11から24点

 軽症,中等症、重症にわけて経過をみると軽症では保存的治療による治癒症例が、中等症では保存的治療、手術療法が,重症例では褥瘡を悪化させずに保存的治療を行う症例が多いです。

重症度

評価点

細分類

軽症

0から3点

SP1

中等症

4から6点

SP2

7から8点

SP3

9から10点

SP4

重症

11から24点

SP5

 さらに、中等症をさらに3段階にわけて検討すると、保存的治療による治癒は6点以下、手術施行は8点以下に多いです。