寝たきりの問題点

 床ずれ(褥瘡)の他に、寝た状態ですと骨で体重を支える必要がなくなり圧力がかからなくなるため骨を萎縮させます。筋肉も使用しなくなるので筋力が低下してきます。また、体を動かさずにいるうちに関節が固まったり変形してきます。これを拘縮(こうしゅく)と呼びますが、いったん拘縮が生じると体位変換やオムツ交換が困難になったりします。寝た姿勢ですと外からの刺激が低下し精神機能が低下します。内臓にも重力がかからないので消化排泄機能が低下します。また、血液循環の変化により起き上がった時の立ちくらみやめまい、呼吸が浅くなり呼吸機能の低下により、胃液や痰を飲み込んでしまう誤嚥性肺炎なえどきたします。


エアマットの除圧効果

 エアマットは体を支える面積を増やす(受圧面積)ことにより単位面積あたりの圧力を減らします。
詳しい解説はここをクリック(ケープ社のホームページへ)してください。硬い素材のベットは体とベットの接触面積が少なくなるので圧力が高くなります。圧力が高くなった部分は赤く表示されています。

介護力

 介護力の差は、褥瘡予防のかぎとなるので在宅では各々評価する必要があります。そこで介護にかかわる要素を検討してみました。


「在宅における創の管理」中村元信、ナース専科(文化放送ブレーン)17(4)1997


褥瘡の入院の適用

褥瘡があるときの入院はいろいろ考えられますが、以下の点が入院の適用であると考えています。1.原疾患の治療のために入院が必要、2.栄養管理ができない、3.介護力がない、4.訪問診療ができない、5.褥瘡の感染,褥瘡による貧血が在宅で管理できない、6.褥瘡が腹腔内臓器まで達している場合、7.手術を病院で行う。