褥瘡とは

 褥瘡とは「じょくそう」と読みます。「褥」はふとん、「瘡」はきずを意味します。つまり、ふとんによってできるきずととれます。一般には床ずれといいます。

できる原因は

 圧力がかかることです。栄養状態が低下したり尿や便の失禁により、皮膚や血管の抵抗力が低下することも要因と考えられます。

褥瘡の判定方法

 褥瘡は主に圧力のかかる部位の皮膚が水ぶくれ(水疱)、赤くなる(発赤)、黒くなる(壊死・えし)ことでわかりますが、別の原因で起こることもありますので鑑別する必要があります。たとえば、電気あんかによる低温やけど打撲や帯状疱疹など。

どうすれば良いか

 圧力をかけないか、圧力を分散させる方法を実践してください。
かかとであれば、ひざとかかとの間にクッション(枕でも可)を置いてかかとを浮かせます。仙骨部(腰の後ろ中央)であれば、ウレタンなどのマットレスやエアマットを使用します。マットレスが用意できないときはスポンジの座布団を置いても有効です。体位変換で側臥位(横向き)にすることができれば本人の苦痛とならない範囲で行ってください。意識のないときは背中に支えのクッションを置いて30度の角度で片側を浮かせると圧力が半体側の臀部(お尻)にかかり、大転子(大腿骨の出っ張り)に圧力がかからなくなります。ギャジアップ(背もたれを上げる)時は、30度までですと、背中とお尻に圧力が分散します。
 皮膚の所見で黒く見える場合は皮膚が死滅(壊死)になっているので専門医の診断と治療が必要です。